Gin Johannes Studio

建築家 ジン・ヨハネスの『いちごの(フレイバー)カフェ』


Technical Invention [技術的サポート]の紹介。
サスペンション構造のオリジナル・ピン・ジョイントの
タイプ別バリエーション
  Each type of original joint for suspention structure.
joint A-I
joint A-1
joint A-V
joint A-A
joint A-2
このジョイントはルーフ・テラス・プロジェクトの為に自分で溶接し制作したディテール・デザインである。フォークエンドと呼ばれるサスペンション構造の端部のジョイントに六画レンチ対応のリベット・ピン・ジョイントを使用し、受けのジョイントと接合させている。これによりルーフ全体の応力構造の流れと、構造的アクロバッティックな表現を実現させることができる。もっと言ってしまえばEU統合後のヨーロッパのアイデンティティーを実現する決め手のジョイントだ。
基本的にフォークエンドと受けのジョイント共に同一の金属金物を基本単位として加工し、使用している。 この方法によってある程度製作プロセスを単純化できると同時に、最小限の異なった構造バリエーションを展開可能となっている。受けのジョイントの取り付け箇所の条件の違いから生じる組み合わせの違いによって、 A-I、A-1、A-V、A-A、A-2のタイポロジカルな構造言語となる。このタイポロジーはプレートとピンジョイントの位置と使用する向き(角度)できまる形象的な、実際の見え方で呼び名をつけている。つまり単一のフォークエンドをシングルのA jointと呼び、このAを直線の平プレートで受けているものをA-I。A jointをA jointで重なって受けているものをA-1,2。スライドしてずれて受けているものをA-A。Aを「逆向きのA」で受けているものをVと呼んでA-Vとなっている。


Technical Invention [技術的サポート] 過去のログ。
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